「老後500万円で大丈夫」説2019年、「老後2000万円問題」が話題になりました。総務省の「家計調査」(2017年)によると、無職の「高齢夫婦のみ」の世帯では、毎月約5万5000円を取り崩して生活しており、赤字は年間で66万円です。つまり、あと30年生きるとすると約2000万円が必要になるというものです。 同じ調査では、高齢者世帯で貯蓄がある人の中央値は1639万円ですから、働かなければ、半数以上の人は老後資金が尽きてしまう可能性があるということになります。ただ、あまり注目されていませんが、これとは全く異なる結果を導いている興味深い論文があります。2020.03.14 03:08コラム