「自由に動ける寿命」と「まあ元気寿命」と「自立生活寿命」健康不安をあおり、生活習慣の改善サービスやサプリメント、保険商品や健康食品などを勧めるコマーシャルなどでよく使われるのが、次のようなフレーズです。「日本人の健康寿命は、男性が約72歳、女性が約75歳。平均寿命との差は男性で約9年、女性で約12年。ということは、人生の最後にそれだけ長い介護が必要な期間があるのです」 健康でいられるのは70代前半までで、その後は介護を受けながら生きなければならないから、これにしっかりと備えようという呼び掛けです。 しかし、この説明は大いに誤解を招くものです。そもそも、健康寿命と言うからには「健康とはどのような状態か」を決めて、健康と不健康の境界線をどこに引くかを定めなければ計算できません。その定義や線引...2026.08.31 14:42コラム