健康寿命は、“どこに住むか” で決まってしまう。「健康上の問題で、日常生活を制限されることなく過ごせる期間」と定義されているのが“健康寿命”で、男性が約72歳、女性は約75歳(2016年調査)となっている。 平均寿命との差は男性が約9年、女性で約12年あり、この期間を短くすることは、個人にとっては高齢期の充実につながるし、国や地方にとっては社会保障費の圧縮につながるから非常に重要な課題で、実際に厚生労働省は、2040年までに男女とも健康寿命を今より3年以上延ばすという目標を掲げた。 健康食品をはじめとして、高齢者を対象とする商品やサービスの宣伝には「健康寿命を延ばそう」というフレーズがあふれているから、高齢者自身の関心も単なる長寿ではなく、健康長寿にあることが伺える。&...2020.02.01 08:17コラム