「若者のような高齢者」と「年寄りのような若者」 広告大手の博報堂が、現代を「消齢化社会」と称しています。意識や好み、価値観などについて、年齢による違いが小さくなっている状態を指していて、食べ物、服装、住宅、お金、人間関係、恋愛、行事など、さまざまな側面で、世代間の考え方や行動の差異がなくなってきていると指摘しています。 具体的には、2002年から20年間の調査「生活定点」(設問数1024、博報堂生活総合研究所)で、年代による違いが大きくなったのが27項目であったのに対し、年代による違いが小さくなったのは172項目に上ったといいます。1992年からの30年間でも(比較可能な設問数は366)、年代による違いが大きくなったのが7項目。年代による違いが小さくなったのは70項目に上ってい...2024.01.09 02:22コラム