高齢者が七夕の短冊にしたためたのは、「自分のことより他者の幸せ」 七夕には、「宝くじに当たりますように」といった幸運や、「◯◯に合格できますように」などの目標達成を願って短冊にしたためるのが定番です。しかし、高齢者に限ると、どのような願い事が多いのだろうか――。高齢期のライフスタイルの研究を行う筆者は、そんな興味から、とある高齢者住宅の協力を得て、七夕にロビーに飾られた短冊を提供いただき(名前などを除き内容のみ)、分析を行いました。●七夕の短冊に書かれていたこと 計337枚の短冊に書かれた内容を分類した結果、最も多かったのは、「他の入居者やマンション全体の健康や幸福を願う内容」(27.6%)で、「自分の健康や幸福を願う内容」(24%)を上回りました。具体的には「皆さまが、いつまでも幸せであります...2025.07.28 04:30コラム